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​子供クラス

 心身統一合氣道を通じて「落ち着き」を学ぶ。そういった目的でお子様を道場に預ける親御さんがおられます。教育熱心なご家庭ほどその傾向は強いようです。

 「落ち着き」とはただ単に静かにしている状態ではありません。

心が静まると周囲の様子がよく理解できます。それが落ち着いている状態です。

 

 心身統一合氣道の道場では、まずお子さん達にその場において「自分のしたい事」と「自分のするべき事」の違いを確認することがあります。

 「自分のしたい事」と「自分のするべき事」とは本来、どちらが良くてどちらが悪いという問題ではありません。しかしながら状況に応じて良し悪しが変わります。

 

 例えばお子さんが自宅で、宿題や課題など自分のするべき事を終えた後、自室で好きなゲームで遊ぶ。これなどは親御さんとの取り決めを守る範囲なら許されると思います。

 何のゲームをするかは人それぞれの自由です。このとき自室は「自分のしたい事」をしても良い場となりえます。でもこれが学校ならどうでしょうか?学校にゲームを持ち込んでは怒られますね。学校とは「自分のしたい事(ゲームなど)」をする場ではなく「自分のするべき事(勉強)」をする場です。

 

 このように環境や状況、場所や時間などに応じて「今なにをすべきか」「何をしてはいけないのか」を理解することが求められます。道場ではお子さん達に落ち着きだけでなく「して良い事」「してはいけない事」をはっきり教えます。心が落ち着いていることで周囲の状況が理解できる、その結果として求められる行動ができる。

 これが日頃の稽古でできるからこそ、日常でも「周囲に怪しい人がいないか?」「今自分がいる場所が危険な状況か?それとも安全なのか?」を理解し、その場に合った行動ができるという「土台」が養われるのです。そしてその「土台」は武道に限らず、日常万般に活用できるのです。

​ 心身統一合氣道とは、お子様の情操教育に最適な武道なのです。

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